富良野の市街地から国道237号線の裏道を学田方向に向かう。左折して急な坂を上り、ワイン工場
の前をかすめると「カンパーナ六花亭
」がある。この春開業した六花亭の新しい施設である。大きな駐車場の向こうの広大な敷地に、六花亭の店舗とギャラリー、それに十勝で有名な「白樺ジンギスカン」の店舗が並んでいる。富良野川と空知川に囲まれた丘陵地帯はいちめんの葡萄畑である。「カンパーナ六花亭」の周りだけはまだ若い葡萄の木が多い。この施設の建造時に植えられたものだろう。
六花亭の店舗は天井が高く開放的な空間になっている。三方がガラス張りで、葡萄畑と富良野盆地が眼下に広がる。今日は雲が低いが、晴れていれば盆地の向こうに十勝岳が望めるはずだ。正面のガラス張りの向こうは木のデッキになっている。目立つ手すりは無く、低いガラスのフェンスだけなので非常に見通しがいい。デッキには自由に入れるのだが、ガラスフェンスの近くに小さな注意書きがあるだけだ。やたらと注意書きをしない大人の対応である。
品揃えは他の店舗とほとんど変わらないが、いくつかの限定品に加えて、生洋菓子(ケーキ)がある。生洋菓子は基本的に十勝地方の店にしかないが、札幌の円山店では数種類が片隅でひっそり売られていたりする。(それも、サンプルは無く、小さなポップだけ) この店では、大きなショーケースに10種類ばかりのケーキが並んでいる。店の四分の一ほどはカフェになっている。円山店や本店にあるような喫茶室ではなく、買った菓子やケーキとフリーのコーヒーをセルフサービスでいただけるようになっている。カウンターにはソフトクリームなどの他、ハヤシライスもあるので軽い食事も可能。残念ながらピザやパスタは無いようだ。
ケーキを2個買ってカフェの端っこのテーブルに陣取る。あまり天気はよくないが、窓のガラスは曇りひとつ無く、明るい。大きな窓とデッキのガラスフェンスのおかげで非常に開放的な雰囲気が作られている。樹脂製の椅子も見かけよりも座りやすい。百円台で買えるケーキだけでずいぶん長居をしてしまった。紙皿とプラスチックのフォークに目をつぶれば、富良野でいちばん気軽にゆっくり休める場所ではないかと思う。
カフェで通り雨をやり過ごす。店舗と「白樺ジンギスカン」の間の少し低くなったところに、ひっそりとギャラリーが建っている。「神々の遊ぶ庭」。甘いものとジンギスカンにはさまれて、あまり足を向ける人はない。ガラス張りの入口には、帯広の西三条店にもあった大きな犬の像が置かれている。名前の由来を語るパネルを右に回り込むと、巨大な額縁に富良野盆地の風景が目に飛び込んでくる。額縁だと思ったのは、正面の大きな窓。大きなワンルームになった展示室は照明が控え目で、明るい外から入ってくると、窓で切り取られた現実の風景が、絵よりも先に目に入るのだ。
思ってもいなかったギャラリーの構造に、しばらく立ち尽くしてしまう。正面に固定された視線が緩んでくると、左右の壁に飾られた坂本直行、相原求一朗、両画伯の絵が意識に登り始める。中札内の美術村でおなじみの画家だが、選ばれた作品は窓の外に見える十勝岳周辺の山の絵が多い。他に見学者はおらず、ふたりだけで時間をかけて見てまわる。窓際に六脚の小さなスツールが置かれている。十勝連峰を引き写したオブジェだろうか。現実と絵の中の山々が時間の経過を忘れさせる。
ところでこのギャラリー、監視カメラはあるものの、常駐の係員の姿は無い。絵の前に細い手すりが目立たなく設けられているだけだ。デッキのガラスフェンスも含めて、客を大人としてあつかっている。がちがちに管理して注意書きをべたべた張るのとは対極である。こういうあつかいを受けると、こちらも気持ちがいいし、背筋も伸びるというものだ。これに応えられる客ばかりではないことは想像に難くないが、スマートな対応をいつまでも続けてほしいと思う。
果物がいろいろ出回り始める季節である。ハスカップとルバーブに続いて、プラムのジャムを作る。プラムは南区白川にある高坂果樹園
で仕入れてくる。この果樹園では、札幌ではめずらしく桃を栽培している。桃が好物の同居人が目を付けて行ってみたところ、ジャム用と称して傷物の桃とプラムを安く売っていた。ジャムにするとどちらもおいしかったが、桃は香りがやや飛んでしまって意外なことにインパクトが弱い。それに対してプラムのジャムは、香りが残る上に酸味がしっかりしていてなかなかいけるのである。…と、ここまでが去年の話。
というわけで、今年は桃は果実をそのままいただくことにして、ジャム用はプラムだけを買ってきた。果樹園の話によると、今年は高温が続いてジャム用の果実、というよりジャム用にしかならない果実が多いらしい。確かに店頭に並ぶ数も多いし、売価も去年より安い。プラム500円分でジャムの瓶6個である。
・プラムはよく洗い、鍋に入れる。果皮も種もそのまま。
・プラムの二割弱の砂糖を加えて混ぜる。
・中火にかける。すぐに水分が出てくるので、ゆっくりかき混ぜながら煮る。
・実がくずれ始めたら、軽くつぶすようにする。
・アクを取りながら煮て、分離した種を取り除く。
・そこそこ煮詰まったらできあがり。
プラムは果皮と種の近くに酸味が含まれているので、そのまま煮ることによって酸味の効いたジャムになる。果実はかなり甘いので、砂糖の量は他のジャムより少なめでいい。果皮は簡単に煮くずれてできあがりは滑らかになる。赤い色は果皮にあるので、全体に濃い色に仕上がる。最初に果実の数をかぞえておいて、取り出す種もかぞえれば取り残しが防げる。ハスカップやルバーブと同じように、煮沸消毒した瓶に詰めて冷凍保存する。
西野のいちばん北西側、宮の沢へ降りて行く通りをそのまま北東方向へ走る。この道の道路計画上の正式名称は「西野屯田通」という。従って、行き着く先は屯田。東15丁目屯田通との交差点に「ラーメンめんぞう屯田店
」がある。率直に言って、どう見てもロードサイドのチェーンのラーメン屋。知らずに通りがかっても積極的に入ってみようとはまず思わない景色だが、今どきの流行とは一線を画したオーソドックスで旨いラーメンを出すのである。
基本のラーメンはトンコツベースの三味と、鶏ガラベースの三味。後者は「清湯しお」「昔風醤油」「屯田味噌」と命名されている。「清湯しお」と「屯田味噌」をいただく。清湯と銘打つだけあって、塩ラーメンは澄んだ黄金色のスープだ。黄色の強い縮れ麺や昔風のチャーシューが美しく盛り付けられている。塩味はやや強め。スープの表面は、半分ぐらいが透明な脂でおおわれている。味が濃いと思いつつも、スープを最後まで飲み干してしまう。それでも後味は爽快である。
同居人が頼んだ「屯田味噌」は、昔風のさっぱりした味噌ラーメンである。脂はやや多めだが、食べ始めのスープはスッキリとした味。大量の野菜が加えられているので、食べ進めるうちに野菜の甘みが溶け込んでいき、最後はコクのあるスープに変身する。濃厚な味噌ラーメンが流行する前に食べた記憶に近い味だ。さっぱり系とは言っても、決して今風の優しい味のラーメンではない。どちらも、塩も脂もしっかり効いた、オーソドックスなラーメンの進化形であろう。
家族経営の独立店なのに、まるでチェーンの一店舗のような名前である。ご主人のプロフィールなどによれば、事情は以下のようなものらしい。「めんぞう」というのは北海道コカコーラの子会社のエルムフーズが運営していたラーメン店チェーンだった。ご主人はその一店舗の社員店長を経て、フランチャイジーとして独立し屯田店を経営。その後、北海道コカコーラはエルムフーズを精算し、「めんぞう」チェーンは消滅。屯田店の名称はそのままに、現在に至る…。せっかく独立したんだから新しい名前を付ければいいようにも思うが、客に馴染まれた名前を変えたくなかったのか、大きな看板を譲り受けたからなのか。名前にあまりこだわらない北海道人の合理性なのかもしれない。
同居人共ども忙しくてあまり書くネタが無い。忙しいとついつい外食が増えるが、時間が取れないのできまった店、それも手早く食べられる店ばかりに行ってしまう。というわけで、うちから近くて早くて、そこそこ旨くて安いラーメン大将の発寒店
である。肉チャーや肉みそラーメンが有名だが、他のメニューもなかなか豊富だ。暑い時期なのでラーメンのような汁物は食べていないが、けっこう気に入ったのが肉天津丼と肉丼である。
肉天津丼は、いわゆる天津丼の芙蓉蟹(ふようはい、カニ玉のこと)の中に肉チャーの肉が加えられたもの。天津丼にただ「肉」と接頭辞を付けた直截なネーミングがたいへんよろしい。土台が白飯なのでさっぱりしているし、甘酢あんの軽い酸味が食欲をそそる。卵は一部はこんがりと、一部はとろりと。こういうのは家庭の火力では作れない。少量だが蟹の身もちゃんと入っていてなかなか本格的である。
これまた直截な名前の肉丼は、見てのとおり地味な姿だが、甘辛に炒められた大量の豚肉とタマネギが少量の卵でとじられている。要は、他人丼のタマネギ増量卵減量版か。普通盛りでも肉チャーなどの大盛用の丼で来るので、かなりボリュームがある。基本的に汁だく状態なので、最後の方はちょっと飽きてしまうが、テーブルの紅ショウガを投入して一気に食べてしまおう。
大将は味が濃いとか量が多すぎとか言われるが、量はともかく味はそれほど濃いとは思わない。札幌基準だと薄味なのではとさえ思うこともある。発寒店は3月にできたばかりだが、ここができていなければどこで何を食べることになっていたのだろう…などと思う今日このごろである。
というわけで、やむを得ず新しいテレビを買うことにした。メーカーはいろいろ調べたり聞いたりした上で東芝
に決定。大きさは、21型だった Profeel と同じ画面の高さにすると 29型ということになるが、薄型で少々奥に入るので、ちょっとだけ色を付けて 32型に。元もと部屋の中でテレビの存在感が大きいのは好きではないのだが、ちょっとだけ誘惑に負けて、ちょっとだけ大きいのにしてしまった。
32型というのは、一般的にはリビング用の大型と個人用の小型の狭間に入ってしまい、あまり数の出ない大きさらしい。LED バックライトの RHシリーズは、他のサイズはとうに販売されているのに 32RH1 だけ8月上旬発売である。それまで待ってもいいのだが、新機種のアナウンスで価格がこなれてきている蛍光管バックライトの 32R1
に決めた。安い店はいろいろあったが、なりゆきでポイントが大量に貯まっていたヨドバシカメラ
で購入。ヨドバシから負債を返してもらったというのが本質だが、なんだかタダ同然でもらったような気がしてしまう。
Profeel のようなモニターではなく「テレビ」なので、CATV のセットトップボックスからの接続には、パススルーのアンテナ線が加わった。地上波を見るときは、起動に時間のかかるセットトップボックス(ハードディスクレコーダーまで兼ねているからだ)の電源を入れなくていいので楽だ。ネットワークの端子に無線 LAN のメディアコンバータをつなぐと、あろうことかウェブブラウザが機能する。デジタルテレビというのは、要はコンピューターだ。
実は、ネットワークの設定をいろいろ試していたら、急に地デジだけ音声が出なくなってしまった。地アナやビデオ入力はだいじょうぶ。何か変な設定を触ってしまったのかと思ってサポート電話にヘルプを求めると、おそらくテレビ側の問題なので、電源ボタンの長押しで再起動させろと言う。従うと、1分ほどかかって再起動完了。音声の問題も解消した。やっぱりこれは計算機。スタンバイから一瞬で画面が出るのはスリープということか。設置マニュアルの後の方を見ると、Linux やら gcc やらどこかで見たような GNU licence agreement が長々と印刷してあった。
昨日のハスカップジャムの記事中でKさんのブログ
に何気なくリンクを張ったのだが、29日
にカシスジャムのことが書かれていることに後になって気がついた。ベリー類は煮込み過ぎないとか、冷めると案外硬くなるとか、書いてあることまで似ている。こちらの記事は30日なので、まるでカンニングをしたようだ。あちらは自宅の庭で採れたカシス、こちらは買ってきた冷凍ハスカップ。まぁA級とB級ということでご了承いただきたい。
ハスカップに続いて、ちょっとめずらしいルバーブジャムを紹介しよう。ルバーブ
は漢方薬に使われるダイオウの仲間で、欧米では昔からジャムや菓子に使われているらしいが、日本では最近になってやっと見かけるようになった。初めてルバーブジャムを買ったのは、まだ東京に住んでいた 2002年、原始ヶ原
の帰りに寄った麓郷のジャム店だった。赤いルバーブのジャムは独特の香りと酸味が特徴的だった。
生のルバーブを初めて見たのはマオイの丘の直売所
である。栽培されているルバーブには赤いものと緑のものがある。赤いものは素材としては流通していないようで、直売所で売っているのは緑のものばかりだ。1枚目の写真のように、ちょっと食べ物とは思えないワイルドなお姿である。(これでも洗ってあるからまだいい方) いかにも筋が多くて硬そうな見かけだが、じつはこれが簡単にジャムになるのである。
・数ミリ程度に刻んだルバーブと三割ほどの砂糖を鍋で混ぜる。
・全体がなじんだら中火にかける。
・レモン果汁(大さじ1程度)を加える。量は味を見ながら調節する。
・そこそこ煮詰まったらできあがり。
作り方はハスカップジャムとほとんど同じ。保存方法も、冷凍も含めて昨日書いたとおりである。刻んだ状態(2枚目の写真)ではとてもジャムになるような雰囲気はないのだが、砂糖とよくなじませてから煮込むと、あっという間に3枚目の写真のような滑らかなジャムになる。あまり食欲を誘う色ではないが、食べてみれば独特の香り以外は見た目よりも普通のジャムである。
承前。さて、買ってきたハスカップの実をジャムにするのだが、こうやって別項目にするほどもないぐらい簡単である。要は砂糖と混ぜて加熱するだけ。
・ハスカップの実(300 g のパック×2)と三割(180 g)ほどの砂糖を鍋で混ぜる。
・全体がなじんだら中火にかける。
・そこそこ煮詰まったらできあがり。
この量で、小振りなジャム瓶4個分である。果実に砂糖以外は何も加えていない。砂糖の量は通常のジャムよりやや少なめ。これぐらいの方がハスカップのワイルドな味わいが生かされる。糖分が少ないと保存性が落ちるが、後述するように冷凍保存するなら問題はない。
火加減はふつふつ沸く程度の中火で、焦げ付かないように底から木べらでゆっくりかき混ぜながら。ジャムというと弱火でコトコトというイメージがあるが、強めの火力で短時間で仕上げると、果実の風味、特に酸味が残るのでフレッシュな感じにできあがる。特にハスカップやブルーベリーのようなベリー系は、長く加熱すると風味が飛んでしまう。
冷めると意外と粘度が上がるので、煮詰めはほどほどに。ペクチンなどの増粘剤を加える必要もない。煮詰めすぎて風味が飛ぶより、ゆるめでフルーツソースっぽい方がおいしい。(それで保存ができるのも冷凍の威力) できあがったら粗熱を取り、煮沸消毒したガラス瓶に詰める。フタをしたら熱いうちに逆さまにして冷ます。瓶内の空間の圧力が下がってフタが密閉される。
しばらく食べない分は、そのまま冷凍庫に入れて保存する。ガラス瓶をそのまま冷凍庫に入れると、中身が膨張して割れるのではないかと思っていたが、Kさん
のアドバイスに従って冷凍してみたところ、今まで一度も割れたことはない。おそらくジャムの中の繊維質が水分の凍結による体積増加を抑制しているのだろう。長期保存が可能になれば、旬の時期に一年分の作り置きもできる。解凍は冷蔵庫に一昼夜入れておくだけ。冷凍保存によって、一年中フレッシュなジャムが味わえるようになった。教えてくれたKさんに感謝。
いつぞやのジンギスカン丼と同様に、地元民の皆さんにはスルーしていただきたいネタ。これが札幌ローカルであるとは地元では意外と知られていない(つまり、全国で普通に食べられていると誤解されている)ラーメンサラダ、通称ラーサラである。一見したところ、野菜が多めの冷やし中華とどこが違うのかと思われるかもしれないが、まず食べ方が違う。写真のように一人前風に盛り付けてあっても、これはあくまで付け合わせ。数人で取り分けて食べるのが普通なのだ。だから、サラダラーメンではなく、ラーメンサラダ。
構造は冷やし中華とそれほど変わらない。冷水で締めた中華麺と具材にタレがかかっている。このタレがなかなかくせ者で、筆者があちこちで食べたラーサラはみんな味が違うのである。マヨネーズベースあり、ゴマベースあり、冷やし中華風の甘酢味もあった。(そういう意味では、ラーサラはおそらく冷やし中華を包含している) こういうバリエーションに緩いところは、ラーメン屋が基本的に三味を提供している札幌ならではだと思う。
取り分けて食べるものだから、食堂でラーサラだけを頼んでひとりで食べるということを、普通はしない。普通はしないのだが、麺類大好きな当家としては、ひとりで皿を独占してガッツリ食べたくもある。ならば家で作ってしまえということになる。(こちらでは皆さん家で作って食べておられるわけで、さほどに大仰に書き連ねるほどの話ではない)
中華麺は当然のことながら生麺に限る。具材はなんでもいい。レタス、胡瓜、大根は細切りに、人参は薄切りにして軽く湯通しする。旧5号線沿いに最近できた「エゾまる
」という農産物直売所で買った、一束 100円のルッコラ。一応、食事のメインなので、タンパク質源としてロースハムの細切りを乗せる。問題のタレは、マヨネーズと醤油をベースに柚子胡椒で辛味を加えてみた。
・マヨネーズ 大さじ2
・醤油 大さじ2
・酢 大さじ2
・柚子胡椒 小さじ 2/3
・砂糖 少々
・タマネギドレッシング 少々
マヨネーズ、醤油、酢を同量ずつ混ぜたものをベースにする。辛味はキムチの素などを使っているレシピもあるが、柚子胡椒の方が辛味も香りもさわやかでさっぱりしている。量は辛さのお好みで。タマネギドレッシングは、たまたま冷蔵庫にあった「JAふらの」のものをコク付けに少しだけ使った。顆粒のブイヨンなどでもいいが、柚子胡椒の風味が消えない程度に。ゴマに似た香りのルッコラを使ったので、タレにゴマは加えていない。
堅めに茹でた生麺を水で締めてよく洗い、ぬめりを取る。皿に麺を盛ってタレをかけ、その上に具材を並べる。(写真を撮るならもうちょっときれいに並べろ、と自分でも思う) この辺の順序はまぁどうでもいい。あとは適宜かき混ぜながらいただくだけである。
幼少時から朝に和食を食べた経験がほとんどない。朝はずっとパン食だった。一方、同居人はほとんど和食。これほど違う環境に育って、現在まで食で大きな衝突が無かったのは、いま考えると意外な感じがする。育ちが出てしまうのが、旅館などで和食と洋食が選べる場合だ。当然のように筆者が和食、同居人が洋食になる。つまり、それぞれ非日常のハレの朝食ということだ。そういうわけだかどういうわけだか、現在の朝食は九割方パン食である。ホームベーカリーが三日おきに活躍するぐらい。ごくたまに納豆や卵かけの和食だと、筆者はちょっとうれしくなる。同居人が毎日のパン食をどういうつもりで食べているかは今度聞いておくことにしよう。
ホームベーカリーの記事にも書いたが、毎日食べるパンは油脂分や砂糖の少ないリーンなものにしている。カロリーを抑えることもあるが、ジャムなどを楽しむのにもその方が適している。昔はよく出かけた先でジャムを買っていたが、現在はほとんど自家製である。同居人の担当なので筆者が言うべきことではないが、慣れてしまえば簡単に作れるし、既製品よりも甘くなくて素材の味を生かしたジャムが食べられる。その典型がハスカップジャムである。
ハスカップはブルーベリーと似た濃青色をしているが、じつは「目
」からして違う別の種である。道央圏に自生しているが、苫小牧や長沼周辺で改良種が栽培されており、ジャムや洋菓子によく使われている。ハスカップジャムは新千歳空港あたりで土産としても売られている。ただし、既製品は保存のために甘みが強いだけではなく、率直に言ってハスカップの味がかなり薄い。ハスカップ自体がかなり強い味を持っているので、相当薄めてもそれなりの味と香りを残せるためであろう。
ハスカップの実は生のままだと丸一日も保存することができない。朝採りの実が夕方にはほとんど液状化してしまう。別に腐っているわけではないが、これでは流通はむつかしい。生を買うためには、栽培している農園に出向くか、直売所で少数売られているのをねらうしかない。実は先日の直売所めぐりはハスカップが出始める時期に合わせたつもりだったのだが、残念ながら朝入荷した分は売り切れだった。やっぱり早起きはしなくてはいけない。結局次善の策で、国道274号を少し戻ったところ
にある「かわみなみ
」で冷凍品を買うことにした。ここで売られている冷凍ハスカップは、通販などで出回っているものに比べると半分以下の価格である。簡単な容器をビニール袋に包んだだけの簡易包装で店に行かないと買えないとはいえ、世の中の通販品は希少価値を盾にしたぼったくりではないかと思う。
朝食の話から始めたら、なかなかジャムの話に入らない。続きはまた明日以降に。
先日に続いて初心者カヤックを Wokkys
にお願いする。今回は駅前某デパートの某ブランド店のKさんと、幼なじみのNさん。Kさんと店頭で日焼けの話になって、カヤックという言葉を出したとたんに食いついてきたのは驚いた。以前からカヤックをやってみたいと思っていたそうだ。ほんとうはMっちゃんのときのようにショートツーリング込みの1日コースがいいのだが、ガイドさんたちは夏の繁忙期なので、とりあえずレッスンを最終のひとコマだけということになる。
ずっと出ていた雨の予報に違わず、昼過ぎまではどしゃ降りの富良野だったが、午後3時すぎに滝里湖に集合するころにはほぼ上がってしまった。日差しがなくてあまり暑くない。ドライスーツを着てちょうどいいぐらいだ。雲が低く、湖上から対岸を眺めるとモノクロームのようだ。ふたりの受講生は先生に任せて、こちらは通りがかりの人モードでひたすら自主練ということにする。しばらく漕いだ後は、地道に同居人のロール練習を繰り返す。やっぱり水が怖くて思い切りが悪い。なんとか去年のレベルは取り返せただろうか。
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・ Y氏 [天津飯に甘酢あんは違和感感じるんだけど、そんなことない?]
・ yu [う〜ん、どうかな。甘酢あんの天津飯もわりと多かったような気もするけど。もしかして、東京でだったかな。天津飯じゃなくて..]